トリキュラーの勧め

トリキュラーとは、排卵を抑制、子宮頸管の変化(精子が子宮内に進入しにくい状況に変化)、子宮内膜の増強(精子が着床しにくい状況に変化)という3つの効果によって妊娠を避けることができる経口避妊薬、いわゆるピルです。
ホルモン量を減らし、安全性の高い低用量ピルは1999年から国内で販売開始されました。
が、まだまだ一般的に避妊具といえばコンドームが主流だと思います。
しかし、コンドームによる避妊は正しく使用したとしても約97%程度と言われており、装着時の不具合や使用方法の誤りによる失敗も多いことはあまり知られていません。
このため、望まない妊娠を避けるためには不十分な避妊方法といえます。

これに対してピルは、前述した3つの効果によって、正しく服用すればほぼ100%の避妊率を誇り、より確実に避妊をすることができます。
つまり妊娠を望まない方には最適な避妊方法だと思います。

また、コンドームのみによる避妊はパートナーの理解が得られない場合もあります。
その点、女性が服用するピルは女性自身の意思で避妊対策ができるので、その点でも優れています。
避妊薬として注目されることが多いピルですが、その他にも多くのメリットがあり、避妊以外の目的で服用されている女性も多くいます。
避妊以外の効果としては、まず、月経周期が正しくなることがあげられます。
服用開始のタイミングを調整すればイベントのある週末を避けて生理を開始することもできます。
次に、出血が少なくなり、生理痛も軽減されます。
そのため、生理不順やひどい生理痛に悩まされている女性が服用しているケースも多いのです。
またトリキュラーに含まれる女性ホルモンが働くことにより、肌荒れを防ぎ、ニキビ予防にもなります。

女性の悩みの種である毎月の憂鬱から解放され、さらに美容効果もあるということは大変うれしいことですよね。
これほど良いことづくしのトリキュラーなのに、諸外国に比べて未だに国内では普及が進まないのはなぜでしょうか。
一番の理由としては副作用に対する誤解があるのだと思います。

昔からピルには副作用がでるという根強いイメージがあります。
しかしながら、それは誤解されている部分も多く、前述したような効果をはじめ、卵巣がんや子宮体がんのリスクも減ることが判明しています。
また、乳がんや血栓症のリスクに対しても正しく服用することにより、決して高くないことがわかっています。
トリキュラーは女性の体を守るために確実に避妊効果が得られる限界までホルモン量を低く下げています。

ですから安心して服用することができるのです。
また、毎日同じ時間に服用しなければならないということも理由かもしれません。
煩わしいと思うかもしれませんが慣れてしまえばすればそれほど苦にもなりません。

毎日の生活サイクルに合わせて、例えば朝起きたらすぐに飲むとか習慣化してしまえばいいのです。
トリキュラーは正しく服用することによって効果を得られる薬です。
避妊以外の効果も期待しながら服用すれば苦にはなりませんね。

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